
冬至から新年へ―光と循環の時節エッセイ。冬至の七種(かぼちゃ・柚子風呂など)や、クリスマス・大みそか・元旦の行事を、スピリチュアル&ヴィーガンの視点で解説。心身を整え、新しい年の光を迎えましょう。
- ✨初めに
- 🌒冬至とは何か ― 陰から陽への転換点
- 🍲冬至の七種とは|ヴィーガンでいただく意味
- 🛁柚子風呂の意味と浄化のスピリチュアル
- 🌍世界と日本の冬至文化の違い
- 🎄年末年始の行事と光の循環
- 🌞冬至の七種入りヴィーガンスープレシピ
- 🍜冬至の七種「うどん」の代用に|ゼンブ黄えんどう豆細麺のご紹介
- 🍴供物ではなく、整える食
- 🌱 締め文
- 📖 著作権と転載について
✨初めに
一年で最も夜が長い冬至(12月22日~1月4日)は、陰から陽へと転じる再生の節目。
この記事では、冬至の七種(かぼちゃ・柚子風呂など)をはじめ、日本の風習、クリスマス、大みそか、元旦へと続く行事を、スピリチュアルとヴィーガンの視点から紐解きます。
光と循環を感じながら、新しい年を迎える準備を整えましょう。
🌒冬至とは何か ― 陰から陽への転換点
2025年12月22日、暦は「初候、乃東生(なつかれくさ しょうず 12月22日~12月25日)次候、糜角解(おおしかのつのおつる 12月26日~12月30日) 末候、雪下麦出(ゆきわたりてむぎのびる 12月31日~1月4日)」を迎えます。枯れたように見える草が再び芽吹く兆しを秘めるこの候は、闇の極みから光が生まれる瞬間を象徴しています。冬至は一年で最も昼が短く、夜が長い日。けれどもそこから少しずつ陽が伸びていくことは、陰から陽への転換、再生の約束そのものです。
🍲冬至の七種とは|ヴィーガンでいただく意味
日本には「冬至の七種(ななくさ)」があります。かぼちゃ、れんこん、ぎんなん、にんじん、きんかん、かんてん、うどん。これらはすべて植物性で、ヴィーガンの食卓にそのまま取り入れられる豊かな恵みです。
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かぼちゃ:太陽の色を宿す果実。陰の季節に光を食す象徴。
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れんこん:穴を通して未来を見通す力。呼吸を整え、循環を促す。
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ぎんなん:古代からの生命力の種。小さな実に宿る持続の力。
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にんじん:大地の赤。血と気を温め、冬の冷えを癒す。
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きんかん:黄金の果実。喉を潤し、声を澄ませる。
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かんてん:海からの透明な贈り物。浄化と軽やかさをもたらす。
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うどん:白く長い糸は命の延びを願う。
これらをいただくことは、身体を温めるだけでなく、自然の循環に感謝し、来る年への祈りを込める行為でもあります。
🛁柚子風呂の意味と浄化のスピリチュアル
冬至といえば柚子風呂。柚子の香りは邪気を払い、身体を温め、心を清めます。ヴィーガンの視点から見れば、動物性を用いずとも植物の力だけで十分に癒しが得られることを示す象徴的な風習です。
🌍世界と日本の冬至文化の違い
世界各地でも冬至は「光の祭り」として祝われます。北欧ではキャンドルを灯し、ケルト文化では火を焚いて太陽の再生を祈りました。日本の冬至は食と湯を通じて「身を整える」ことに重きを置きます。つまり、外に向かう祝祭よりも、内に向かう静かな再生の儀式なのです。
🎄年末年始の行事と光の循環
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12月24日・25日:クリスマスは世界的な光の祝祭。日本では宗教色を薄め、贈り物や食卓を通じて「分かち合い」を楽しむ日。
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12月26日ごろ:歳の市。新年を迎えるための準備を整える市場は、循環の象徴。
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12月28日:餅つき。米を搗いて白い餅にする行為は、穀物の命を新しい形に転じる再生の儀式。
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12月31日:大みそか。年越しそばは「命の延び」を願う。掃除は「内外の浄化」。
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1月1日:元旦。初日の出は新しい光を迎える祈り。
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1月2日:初夢。夢の中で未来を占うのは、心の奥にある希望を形にする行為。
✨スピリチュアルな結び
冬至から新年にかけての時期は、陰から陽へ、終わりから始まりへと移り変わる「境界の季節」です。ヴィーガンの視点で見れば、自然の恵みをそのままいただき、循環を尊び、動物を犠牲にせずとも豊かに祝えることを示しています。
今年最後のこの時節、私たちは「光を食し、香りに浸り、夢を見て、祈る」ことで、心身を整え、新しい一年を迎える準備をします。闇の中に芽吹く草のように、私たちの内にも新しい光が芽生えているのです。
🌞冬至の七種入りヴィーガンスープレシピ

この「冬至の七種入りヴィーガングルテンフリースープ」は、冬至の食養生とスピリチュアルな意味を両立した、動物性不使用のやさしいレシピです。
コンセプト
冬至は「陰から陽へ」の転換点。七種の食材をひとつの鍋にまとめ、光と循環を象徴するスープに仕立てます。グルテンフリーの米粉うどんを加え、主食と汁物を兼ねる一品で時短。儀式的になりすぎないよう、米粉うどんの中でも日常の食として取り入れやすい玄米うどんを選びました。
米粉うどんの中でも、精製度の低い玄米うどんは、日常の食として取り入れやすい選択肢です。
材料(2人分)
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かぼちゃ(皮つきで角切り)…150g
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れんこん(薄切り)…80g
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ぎんなん(水煮や冷凍でも可)…6粒
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にんじん(乱切り)…80g
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きんかん(輪切り)…2個
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かんてん(粉寒天)…小さじ1(とろみ付け用)
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玄米うどん(乾麺または冷凍)…2玉
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野菜ブイヨン(ヴィーガン対応)…500ml
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塩…小さじ1/2
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醤油(グルテンフリー)…小さじ2
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柚子皮(仕上げ用)…少々
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ネギ…お好みで
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生姜…お好みで
作り方
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鍋に野菜ブイヨンを沸かし、かぼちゃ・にんじん・れんこん、お好みですりおろし生姜を入れて柔らかくなるまで煮る(約7分)。
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ぎんなんを加え、さらに2分煮る。
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玄米うどんを投入し、表示時間通りに煮る。
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きんかんを加え、醤油と塩で味を整える。
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粉寒天を水少量で溶かして加え、とろみをつける。
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器に盛り、柚子皮、お好みのネギを散らして完成。
ポイント
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時短:すべて鍋ひとつで完結。下ごしらえは切るだけ。
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簡単:寒天は粉タイプを使えばすぐ溶ける。
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スピリチュアル:かぼちゃの黄金色は「光」、れんこんの穴は「未来」、柚子皮は「浄化」を象徴。七種を一品にまとめることで「循環と調和」を体現。
締めのひとこと
このスープは「冬至の七種」を一椀に集めた、光の再生を祝う料理です。身体を温め、心を清め、新しい年を迎える準備を整える一品として、ぜひ冬至の食卓にどうぞ。
🍜冬至の七種「うどん」の代用に|ゼンブ黄えんどう豆細麺のご紹介
冬至七種の「うどん」は、一般的には小麦で作られた麺が用いられますが、グルテンフリーのヴィーガンライフを実践している方にとっては、選択が難しい食材でもあります。
また、コンスピリチュアリティに親しむ方の中には、季節行事の料理における「供物性」を気にされる方もいらっしゃるでしょう。そうした方にとっても、日常の食として取り入れやすい選択肢があります。
それが、豆麺を使用するという方法です。
今回おすすめするのは、私自身が日常的に愛用している黄えんどう豆麺。グルテンフリー麺にありがちな「ゆでると形が崩れやすい」「調理中に切れやすい」といった欠点が少なく、湯がいた後に調理しても食感が保たれます。
冬至のスープには、グルテンフリーで高たんぱくな黄えんどう豆麺を使用。季節の変わり目に、身体をやさしく整えたい方におすすめです。
軽く水洗いした後、そのままだしに入れて約4分湯がくだけ。スープに自然なとろみが出て、扱いやすい麺です。
なお、本記事で紹介している黄えんどう豆麺は、儀式的な供物としてではなく、日常の食として取り入れやすいグルテンフリー麺の一例です。冬至の料理を特別なものにしすぎず、暮らしの中で無理なく楽しむための選択肢としてご紹介しています。
🍴供物ではなく、整える食
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供物性の薄さ:レシピは「七種を一品にまとめる」という実用的・時短的な発想であり、儀式的に捧げるための料理ではなく「食べる人の心身を温める」ことを目的にしています。
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スピリチュアルな方向性:象徴性は「光」「循環」「浄化」といったポジティブな意味づけであり、恐怖や排除、犠牲を強調する要素はありません。
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ヴィーガンの倫理性:動物性を使わず、自然の恵みをそのままいただくという点で「生命を奪う供物」的なニュアンスが薄く、むしろ持続可能性や調和を強調しています。
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文化的背景:冬至の七種や柚子風呂は日本の民俗的な「健康祈願」「邪気払い」であり、ネガティブな儀式性よりも「暮らしを整える」意味合いが強いです。
まとめ
このレシピは「供物」としての重苦しさではなく、日常に取り入れやすい癒しと循環の象徴として描かれているため、コンスピリチュアリティ的なネガティブ要素は薄いといえます。むしろ「光を食す」「自然の循環をいただく」というポジティブな方向性が前面に出ています。
🌱 締め文
冬至から新年へと続くこの時期は、自然のリズムと人の営みが重なる特別な季節です。植物の恵みをいただき、心身を浄化し、夢と祈りを抱いて新しい光を迎えましょう。あなたの内なる芽吹きが、来る一年を照らす光となります。
📖 著作権と転載について
本記事は、ペンネーム「Motokoyk(モトコイク)」によるオリジナルコンテンツです。
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